【11月18日 CGTN Japanese】中国では昨年12月に新型コロナワクチンの接種を開始して以来、これまで累計で23億8000万回分以上の接種が行われています。一方で、供給したワクチンは全世界累計で40億回分を超えました。うち国内での接種は累計23億8000万回以上で、海外へは累計17億回分以上を供給しました。

 国務院共同予防・抑制メカニズム科学研究開発チームのワクチン研究開発専門グループの鄭忠偉(Zheng Zhongwei)グループ長は同件について「現在は13種の新型コロナワクチンが第3相臨床試験に入り、4種は条件付きでの販売が許可された」と述べました。 

 現在、シノファームの北京研究所と武漢研究所、さらにシノバックの新型コロナウイルス用不活化ワクチンは、すでに3〜17歳の人に対するワクチン接種に使われています。一方、中国のワクチン企業は新型コロナウイルス用ワクチンの生産能力を強化しています。 

 鄭グループ長は、「中国国内で散発的に感染が拡大しているのは主にデルタ株だ。接種の推進における重要な課題は高齢者の接種であり、とりわけ後期高齢者の接種を全力で推進していく。高齢者は接種率が比較的低いが、新型コロナウイルスの感染リスクは若者よりはるかに高い」と説明しました。 

 また鄭グループ長によりますと、より良い免疫効果を獲得するために重要なのは、接種6カ月後にブースター接種をすることです。ブースター接種では、同じ技術系統のワクチンを使う場合も、異なる技術系統のワクチンを使う場合もあります。長期間の研究の結果、異なる技術系統のワクチンをブースター接種に使用しても安全性は確立されていると判明したとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News