【11月17日 AFP】動画配信大手ネットフリックス(Netflix)の人気韓国ドラマ「イカゲーム(Squid Game)」の体験型イベントがイタリア・ミラノ(Milan)近郊で行われている。先週末には、ゲームに参加するために約50人が会場に集まった。このイベントでは参加者が命を落とすことなく、ゲームの雰囲気だけを楽しむことができる。

 イベントではプラスチック製の銃弾が使われ、参加者らはフェースシールドを着用する。会場の「仮面の男」は誰も負傷させるつもりはないと言う。

 参加者は番号が記されたTシャツを着る。医師のステファノさん(42)は、「ここでは456億ウォン(約44億円)がもらえるのですか」と、劇中で勝者が手にする賞金を口にした。開始早々、イカゲームの雰囲気を楽しんでいる様子だ。

 友人と一緒にイベントに参加したという、飲食店で働くラウラさん(27)は、「ドラマに夢中になり、同じ雰囲気を味わえるゲームを探していた」と話す。

 イカゲームは、世界的な人気を博している。関連商品が売り出され、街中では壁画も見られる。ミラノで催されたような「脱出ゲーム」も各地で開催されている。

 ミラノのイベントでは、ドラマと同様に計6種類のゲームを体験できる。劇中の参加者らは高所での綱引きに命がけで挑んだが、このイベントでは気軽に楽しむことが可能。所要時間は約2時間となっている。(c)AFP