【11月16日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は15日、初めてオンライン形式で会談した。両国は対話を深めることで一致。バイデン氏は衝突回避のため「ガードレール」の構築を呼び掛けた。

 米首都ワシントンのホワイトハウス(White House)から参加したバイデン氏は会談の冒頭、習氏に対し、貿易問題や台湾との関係など対立が深まる両国の関係改善の必要性を強調した。

 バイデン氏は「意図的かどうかにかかわらず、両国間の競争が衝突に発展しないようにすることが、米中の指導者であるわれわれの責任だ。簡潔で、ごまかしのない競争であるべきだ」とし、「率直な」協議を期待すると述べた。

 一方、習氏はバイデン氏に「古くからの友人」と呼び掛け、ライバルである両国はより緊密に協力すべきだと述べた。

 習氏は「両国は複数の問題に直面している。世界の二大経済大国で、国連安全保障理事会(UN Security Council)の常任理事国でもある米中は、対話と協力関係を深める必要がある」と続けた。(c)AFP/Sebastian Smith