スマート生産は品質と効率の両方の向上を促進 中国
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【11月15日 People’s Daily】製造業は中国の技術革新と効率向上の重要な分野であり、「5G+インダストリアルインターネット」は製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する重要な対策となる。近年、製造業分野では、中国の「5G+インダストリアルインターネット」の応用シーンが絶えず拡大し、業界のDXを大きく推進し、企業の生産効率と製品の品質を向上させ、業界の発展に新たなエネルギーを注入してきた。
「ピッ、ピッ……」山東省(Shandong)青島市(Qingdao)にあるハイアール(Haier)中央空調互聯工場で、設備故障警報器が鳴った。生産ライン長の趙連輝(Zhao Lianhui)氏は速やかにシステムにログインし、5GARグラスをかけ技術専門家と遠隔接続した。
「赤いランプがずっと点滅しているのですが、どうしたらいいでしょうか?」と、趙氏は尋ねた。技術専門家がグラスで撮影した動画を見ながら、全行程を音声で指導し、AR画像標識を合わせ、トラブルは無事に解消された。
「これまで、電子機器を組み立てる過程で、故障があったら、専門家に連絡して現場で点検してもらう必要があった。その間、設備を止めていて、組み立てが遅れていた」趙氏は語った。
この問題に対し、ハイアールは5GAR遠隔コラボレーション案を提案している。5Gネットワークと自社のリアルタイム遠隔コラボレーションプラットフォームを頼りに、設備故障の迅速な遠隔診断処理、仮想組み立て支援指導を実現し、これまでの待ち時間を不要にし、手間もかからないので、効率的だ。「AR生産シーンではネットワーク帯域幅が高く、ネットワーク遅延が少ないことが求められる。5Gネットワークはそれにぴったりだ」と、工場製造ディレクターの楊偉欣(Yang Weixin)氏は述べた。
「近年、電子機器はモデルチェンジが速く、構成部品がより精密になり、操作がより難しくなっている。これまでは、ビデオやマニュアルを見てから作業をしていたので、時間もかかるし、ミスも多かった」。趙氏は、「今は簡単な研修を受ければ、すぐに持ち場に就くことができる。操作マニュアルはグラスの中に隠されていて、5GARグラスをかければ、操作マニュアルが3D仮想画面として目の前に現れるので、具体的なインストール手順を調べるには、仮想インターフェースに手で触れるだけでよい」と述べた。
「5GARプランが実施されてから、組み立て時間の短縮のみならず、組み立てミスも低減され、製品の品質も最適化された」。楊氏の紹介によると、5Gネットワーク技術を活用することで、ハイアール中央空調互聯工場は8種類のAR、AI(人工知能)などのマシン視覚シーンの応用を完了し、工場組立効率を30%向上させ、品質を7%最適化した。(c)People’s Daily/AFPBB News