【11月14日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2021)第18戦バレンシアGPは14日、MotoGPクラス予選が行われ、通算9度の総合優勝を誇るペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は、現役最後のレースを10番手からスタートすることとなった。

 今季最終戦の予選でトップ10に滑り込んだ42歳のロッシは「感情面を抜きにすれば、自分にとっては良い週末にすること、良い結果を得ることが重要だった。トップ10からスタートすることはすでに良い結果と言える」とコメントした。

 ポールポジションはプラマック・レーシング(Pramac Racing)の23歳ホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が獲得。

 同じイタリア出身でロッシが目をかけているドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia)は、6戦連続のポールポジションを逃して2番手に入った。

 大会主催者はロッシの最後の舞台に7万5000人が押し寄せると考えており、14日の決勝は同選手のイメージカラーである黄色の旗で会場が埋め尽くされるものとみられている。

 1996年にキャリアをスタートしたロッシは、全カテゴリーを通じてGP通算432回目の出走を迎える。最高峰クラスで7度総合優勝しているロッシは、駆け出しの頃に125ccクラスと250ccクラスでも王者になっている。(c)AFP