【11月13日 AFP】米連邦大陪審は12日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領の側近だったスティーブ・バノン(Steve Bannon)元首席戦略官(67)を議会侮辱罪で起訴した。司法省が発表した。

 バノン氏は、1月6日に起きた連邦議会襲撃事件を調査する下院特別委員会からの証言を求める召喚状を無視し、特別委への文書提出を拒否したとして、2件の罪に問われている。

 バノン氏の起訴は、特別委にとっては大きな勝利となる。特別委は調査に必要な証言や文書提出に応じるよう求めているが、トランプ氏と側近は大統領特権を盾に拒否している。

 数時間前には、トランプ政権で首席補佐官を務めたマーク・メドウズ(Mark Meadows)氏も、召喚状を出されていたにもかかわらず証言に応じなかった。メドウズ氏も議会侮辱罪に問われる可能性がある。

 特別委はメドウズ氏とバノン氏について、議会を襲撃したトランプ氏の支持者とホワイトハウス(White House)とのつながりに関する情報を持っているとみている。(c)AFP