【11月15日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)の長隆霊長類研究センターでこのほど、国内で初めて人工繁殖によって誕生したクロアシドゥクラングールの赤ちゃんがお披露目された。赤ちゃんは7月9日に生まれた。

 クロアシドゥクラングールの子どもは生存率が低く、国内の研究蓄積が少ない。無事に育てるため、飼育員は食性の近いキンシコウの飼育経験を基に、身体構造と消化方式を考慮した合理的な飼育方法を模索してきた。

 クロアシドゥクラングールを含むドゥクモンキー属のサルは国際自然保護連合(IUCN)によって最も絶滅が危惧される動物に分類されている。野生下の生息数は千匹未満で、複数の要因により増加には至っていない。人工繁殖は現在、効果的な方法の一つとなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News