【11月12日 AFP】インドで今週、女子の若手レスリング選手が、人違いにより殺人事件の被害者になったと報道され、本人が元気で生きていると世界に発信しなくてはならない出来事があった。

【写真特集】AFPがとらえたスポーツ迷珍場面

 今回の事態に見舞われたのは、先日セルビア・ベオグラードで行われたU-23の世界選手権(2021 U-23 World Wrestling Championships)で、65キロ級の銅メダルに輝いたばかりのニーシャ・ダヒヤ(Nisha Dahiya)選手。

 インド北部ハリヤナ(Haryana)州のトレーニング施設で、ダヒヤ選手と同名のレスリング選手が殺害される事件があり、複数のメディアが10日夜、命を落としたのはダヒヤ選手だったと報道した。

 この日は国内の大会に向けた練習に臨んでいたダヒヤ選手は、報道に衝撃を受け、自身のインスタグラム(Instagram)で「ものすごく元気にしている」と無事を報告することになった。

 U-23の元国内女王であるダヒヤ選手は、PTI通信(Press Trust of India)に対して、「私が生きていると分かり、皆さんも喜んでくれているはず。今は大会に向けて準備している」と語っている。(c)AFP