【11月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグの全20クラブは11日、国際サッカー連盟(FIFA)が提案し物議を醸しているW杯(World Cup)の隔年開催案について、全会一致での反対を表明した。

 W杯は現在4年周期で行われており、次回は2022年にカタール大会(2022 World Cup)が予定されている。

 FIFAは他にも、2024年から予選の試合を減らし、現在は1シーズンに5回ある代表ウイークの数を一つか二つに凝縮する計画を立てている。

 プレミアリーグのリチャード・マスターズ(Richard Masters)最高経営責任者(CEO)は、英ロンドンで行われた会合で「2024年以降のFIFAのインターナショナルマッチカレンダーに対する抜本的改革を阻止することに全力を注いでいる。選手の福利に悪影響を与え、国内サッカーの競争力や日程、構造、伝統を脅かすことにつながる」とコメントした。

「改革や新たなアイデアは受け入れるが、全てのレベルで競技を向上させるためにも、リーグ戦と代表戦の相補的なバランスを改善するものでなくてはならない」

「この過程には、サッカーの土台を提供するリーグとの有意義な合意も必要だ」

「サッカー界の長期的な未来にとって最善の解決策を見つけるために、われわれはサポーターグループや選手をはじめ、リーグや代表の利害関係者と連携を続ける」 (c)AFP