【11月12日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は11日、各地で第9節の試合が行われ、グループBのスペインはギリシャに1-0で勝利。同組の他の試合でスウェーデンがジョージアに0-2でまさかの黒星を喫したため、スペインが首位に浮上し、本大会出場に向けて大きく前進した。

 敵地アテネでの一戦に臨んだスペインは、パブロ・サラビア(Pablo Sarabia)のPKが決勝点となって勝ち点3を獲得。14日にセビリア(Seville)で行われる最終節の直接対決を前に、スウェーデンに1ポイント差をつけた。

 グループAのポルトガルは精細を欠きながらも、敗退が決まっているアイルランドとアウェーで0-0で引き分けた。勝ち点でセルビアと並んで首位に浮上したポルトガルは今週末、リスボンでの最終戦で同チームとの首位攻防戦を控えている。

 グループHでは、2位クロアチアがルカ・モドリッチ(Luka Modric)のゴールなどでマルタに7-1で大勝した。

 首位ロシアもアレクサンドル・エロヒン(Alexandr Erokhin)の2得点などでキプロスに6-0で快勝し、勝ち点差2を維持。14日の最終戦では本大会の自動出場権を懸け、敵地スプリト(Split)でクロアチアと対戦する。

 すでに本大会出場を決めているグループJのドイツは10人のリヒテンシュタインに9-0で圧勝し、ハンジ・フリック(Hansi Flick)監督は、就任から6連勝を飾った同国史上初の指揮官となった。(c)AFP