【11月11日 AFP】米IT大手グーグル(Google)傘下の動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」は10日、動画クリエーターを嫌がらせや個人攻撃から守るため、動画の「低評価」数を非公開にすると発表した。

 交流サイト(SNS)で他者の投稿に「いいね」や「高評価」、「低評価」を付けられる機能はしばしば、精神衛生を損なうと批判されてきた。米SNS最大手フェイスブック(Facebook)や写真共有アプリ「インスタグラム(Instagram)」では、ユーザー側の設定で非公開にすることが可能になっている。

 ユーチューブのユーザーは今後も低評価ボタンをクリックできるが、その件数は表示されなくなる。クリエーター側は、自身の投稿した動画の低評価数を確認できる。

 同社は「視聴者とクリエーター間の敬意ある交流の促進」のため、低評価ボタンを非公開にする実験を実施した結果、嫌がらせや「低評価攻撃」が減少したと説明している。(c)AFP