【11月10日 AFP】ゴルフの欧州男子ツアー(PGA European Tour)は9日、設立50周年を迎える2022年からツアーの方式に多数の変化を加え、その一つとしてツアー名をDPワールドツアー(DP World Tour)に変更することを発表した。

 その他には、もう一つの主要ツアーである米ツアー(PGA Tour)との「戦略的提携」の一環として、2022シーズンは3大会を共催することも決まった。ワールドツアー単独開催の大会は、すべて賞金が最低でも200万ドル(約2億2500万円)に設定され、シーズン合計の賞金総額は史上初めて2億ドル(約225億円)を突破することになった。

 欧州ツアーのキース・ペリー(Keith Pelley)最高経営責任者(CEO)は、「本日の発表は、われわれのツアーの誇るべき歴史の中でも間違いなく重大なものだ」と話し、「われわれにとって、50周年の節目の年である2022年に立ち上がるDPワールドツアーは、世界のゴルフの新時代の幕開けを告げるものとなる」と続けた。

 来季のワールドツアーは、日本やアラブ首長国連邦(UAE)、ベルギー、南アフリカでの新大会を含め、27か国で少なくとも47大会が開催される。

 特に賞金の高いロレックス・シリーズは、4大会から5大会に増加。米ツアーと共催する3大会は、スコティッシュ・オープン(abrdn Scottish Open)と、米国開催のバーバゾル選手権(Barbasol Championship)、バラクーダ選手権(Barracuda Championship)となる。(c)AFP