【11月10日 AFP】ドイツサッカー連盟(DFB)は9日、W杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選に向けた同国代表メンバーの1人が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、ワクチンを打っていなかったMFヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)ら計5人が自主隔離を強いられることになったと発表した。

 DFBによれば、陽性が確認されたDFニクラス・ズーレ(Niklas Suele)は接種を完全に終えており、現在は無症状だという。

 ドイツ代表のチームディレクターを務めるオリバー・ビアホフ(Oliver Bierhoff)氏は、同国ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するキミッヒとサージ・ナブリー(Serge Gnabry)、ジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)、レッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)のカリム・アデイェミ(Karim Adeyemi)は陰性だったものの、ズーレの濃厚接触者であるため隔離を求められたと明かした。

 ビアホフ氏は「最後のW杯予選の直前にこのような知らせが飛び込んできたのは、コーチ陣にとってもディ・マンシャフト(ドイツ代表の愛称)にとってもつらいこと」とコメントした。

 ドイツ国内ではこの日、直近7日間に確認された平均新規感染者数が過去最多を記録していた。

 これを受け、「個人的な不安」を理由にワクチンを打たないと明かして、前月に国内で激しい議論を呼んだキミッヒに対して、またもや世間の目が向けられた。

 ホルスト・ゼーホーファー(Horst Seehofer)内相は「ワクチン接種はパンデミック(世界的な大流行)と闘う上での主たる武器」として、キミッヒに対して再考を直接促すほどだった。

 同国サッカーリーグ機構(DFL)が前月に公開した統計によると、ブンデスリーガ1部と2部では選手とスタッフの9割以上がワクチン接種を終えているため、キミッヒは少数派とみなされる。(c)AFP