【11月9日 Xinhua News】中国中央サイバーセキュリティー・情報化委員会はこのほど「国民のデジタル素養と技能向上に向けた行動要綱」を発表し、要綱実施のための配置を指示した。2035年までにデジタル人材強国をほぼ完成させ、国民のデジタル素養や技能などをより高い水準に引き上げる。ハイエンド・デジタル人材の先導的役割を前面に出し、デジタル分野の革新と起業を活発化させ、インターネット強国、デジタル中国、スマート社会の建設を強力に後押しする。

 要綱は、2025年までに国民のデジタル化適応力と適任力、創造力を顕著に向上させ、デジタル素養と技能の向上環境と発展環境を大きく改善すると指摘。多くのチャンネルを持ち、開放性と共有性を備えた良質で包摂的なデジタル資源供給能力を基本的に作り上げるとした。デジタルに関する全国民生涯学習システムを基本的に構築し、高齢者や身障者などのデジタル技能を着実に向上させ、デジタルデバイドの解消を加速させる方針も示した。

 主要任務としては①良質なデジタル資源供給の充実②ハイクオリティーなデジタル生活水準の向上③効率の高いデジタル業務能力の向上④デジタル生涯学習システムの構築⑤デジタルイノベーションの活力喚起⑥デジタルセキュリティー保護能力の向上⑦デジタル社会の法治・道徳規範の強化-を掲げた。

 主要任務と脆弱部分を巡っては、デジタル社会のバリアフリーと高齢化適応に向けた改造と向上など、六つの重点プロジェクトを設けた。(c)Xinhua News/AFPBB News