【11月8日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2021)第17戦アルガルベGPは7日、MotoGPクラス決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が優勝した。

 5戦連続でポールポジションからスタートしたバニャイアは、チーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のジョアン・ミル(Joan Mir、スペイン)を2位、チームメートのジャック・ミラー(Jack Miller、オーストラリア)を3位に抑えて今季3勝目。ドゥカティにコンストラクターズタイトルをもたらした。

 一方、前戦で年間優勝を決めたモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)は、残り5周で転倒しリタイアとなった。クアルタラロにとっては優勝した第3戦ポルトガルGPと同じサーキットでのレースだったが、今季初めて完走を逃した。

 レースは残り2周でテック3KTMファクトリー・レーシング(Tech 3 KTM Factory Racing)のイケル・レクオーナ(Iker Lecuona、スペイン)とレッドブルKTMファクトリー・レーシング(Red Bull KTM Factory Racing)のミゲル・オリベイラ(Miguel Oliveira、ポルトガル)がクラッシュし、赤旗終了となった。

 シーズンも残り1戦となる中、今季限りで引退するペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は13位でフィニッシュした。(c)AFP