【11月8日 AFP】イタリア・セリエAのジェノア(Genoa CFC)は7日、成績不振で前日に解任したダビデ・バッラルディーニ(Davide Ballardini)監督の後任に、アンドリー・シェフチェンコ(Andriy Shevchenko)氏を招聘(しょうへい)したと発表した。

 現役時代はACミラン(AC Milan)やウクライナ代表のエースとして活躍し、ここ5年は指揮官として母国代表を率いていたシェフチェンコ氏がクラブチームの監督を務めるのは今回が初めて。ジェノアの発表文によれば、同氏は2024年6月末までの契約を結んだという。

 45歳のシェフチェンコ氏はウクライナを欧州選手権(UEFA Euro 2020)の準々決勝にまで導いたが、イングランドに0-4で敗れチームは大会から姿を消した。

 ミランでの2期で通算320試合以上に出場し175得点をマークしたシェフチェンコ氏は、セリエAの得点王に2度輝き、リーグ優勝や欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を果たした。

 開幕からの12試合でわずか1勝と結果が出ず、現在17位に沈んでいるジェノアは、6日にバッラルディーニ監督の任を解いていた。

 昨年12月、ジェノアで4度目の指揮を執ることになったバッラルディーニ監督はチームを残留させたものの、今年9月にクラブを買収した米国の投資会社「777パートナーズ(777 Partners)」の信頼をつかむことはできなかった。(c)AFP