【11月8日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは7日、第11節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はウェストハム(West Ham)に2-3で敗れ、25試合続いていた公式戦での無敗がストップした。

 敵地に乗り込んだリバプールは、この試合で引き分け以上の結果を残せていれば、1982年に樹立したクラブ歴代最多の無敗記録を更新するはずだった。

 しかし、GKアリソン(Alisson Ramses Becker)にミスが出たリバプールは、レアル・マドリード(Real Madrid)に敗れた昨シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)準々決勝の第1戦以来、約7か月ぶりの黒星を喫した。また、リバプールがリーグ戦で負けるのは、3月に行われたホームでのフラム(Fulham)戦以来となった。

 アリソンのオウンゴールで先制されたリバプールは、トレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)の華麗な直接FKで追いついた。

 しかし後半、アリソンがパブロ・フォルナルス(Pablo Fornals)とクル・ズマ(Kurt Zouma)のシュートを防ぎきれず勝ち越しを許すと、反撃もディボック・オリジ(Divock Origi)が1点を返すにとどまった。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は1失点目の判定に不満を漏らし、アリソンはアンジェロ・オグボンナ(Angelo Ogbonna)のファウルを受けていたと主張。また、ジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)に危険なファウルを犯したアーロン・クレスウェル(Aaron Cresswell)を、クレイグ・ポーソン(Craig Pawson)主審は退場にすべきだったと述べた。

 クロップ監督は「彼らの1点目はGKに対するファウル。(オグボンナの)腕がアリソンの腕に入っているのに、彼はどうやってキャッチできる? 全く理解できない」と語った。

「アリソンに何ができる? 言い訳をしていると言われるんだろうが、私は冷静だ」

「審判からは正常なジャッジを必要とするものだが、彼はそれをしなかった。ヘンダーソンに対するクレスウェルのタックルは無謀なもので明らかにレッドカードだった」

 リバプールは首位チェルシー(Chelsea)と4ポイント差の4位に転落し、ウェストハムは1位と勝ち点3差の3位に浮上した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS