【11月7日 AFP】6日に行われたラグビーテストマッチのアイルランド戦で、5-60の大敗を喫した日本のジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)が、この後のポルトガル戦とスコットランド戦の2試合に向け、気持ちを立て直してハードワークすることが必要だと選手に奮起を促した。

 快進撃を見せた2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で、アイルランドから見事に勝利を収めた日本は、今年7月の対戦でも敗れはしたものの敵地で31-39の熱戦を披露した。だがこの日は約4万人の観客の前で序盤から劣勢に立たされ、驚くほど一方的な大敗を喫した。何人かの主力を欠いたことも響いた。

 この結果を受け、ジョセフHCは「われわれはここから再び立ち上がり、前向きに進まなくてはならない」と話し、「継続が求められるし、それがここからの課題になる。今は遠征の途中で、すぐに家へ帰れた7月の試合とは違う」とコメント。「あらゆる部分で負けたわけだから、ハードワークが必要だ」と続けた。

 2016年からチームの指揮を執るジョセフHCは、「(2023年のW杯フランス大会へ向けた準備の点で)われわれは少し遅れている」とも述べ、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響で、前回のW杯後、これがわずか4試合目(アイルランドは17試合目)だった」と嘆いた。

「しかも国内リーグも止まっていたから、目を向けたいと思っていた選手の供給も絶たれた」

「2019年大会の後に多くの選手が引退し、さらに今回はロック5人がけがをしている」

「そのすべてが、アイルランドのような非常に優れたチームとの対戦に向けた戦力に影響した」 (c)AFP