【11月7日 AFP】国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開催されている英グラスゴーで6日、気候変動対策の必要性を訴える大規模なデモが行われ、雨にもかかわらず数万人が参加した。抗議活動のイベントは世界各国で開かれ、参加者は各国政府に対し、化石燃料の使用削減や気候変動の影響を受けた貧困国への支援を訴えた。

 地元警察は、グラスゴーのデモの参加者は推定で最大5万人とした。主催者側は10万人以上が参加したと主張している。

 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さんは世界各地のデモについて、「COP26の権力者に人々と地球を守るよう訴える明確なシグナルだ」とツイッター(Twitter)に投稿。グラスゴーに集まった参加者の写真を添え、「『リーダー』と呼ばれている人は動いていない。これこそがリーダーシップの姿だ!」とつづった。

 気候変動対策を訴えるデモは世界各国で行われ、英ロンドンで約1000人が参加したほか、デンマークには数千人が集結。オーストラリアやフランスでも抗議デモが行われた。(c)AFP/Kelly MACNAMARA and Patrick GALEY