【11月7日 CGTN Japanese】中国では、一部の地域で新型コロナウイルス感染症が散発的に発生したことや、事業者側が積極的に排出削減を行った結果、物流事業の減速がみられています。

 中国物流購買連合会がこのほど発表した最新データによりますと、中国の物流部門の景気指数は10月に0.5ポイント低下し、53.5%となりました。一方、倉庫保管指数は54.2%で、前の月より3.2ポイント上昇しました。

 業種別にみますと、鉄道、道路、水運の指数が低下をみせましたが、倉庫、速達などの業種は引き続き好調な伸びをみせているということです。

 これについて、中国物流情報センターの何輝(He Hui)主任によりますと、一部地域で新型コロナウイルス感染症の再発や、二酸化炭素排出量の削減対策の影響を受けて、物流事業の活動が鈍化し、物流産業景気指数は低下したものの、依然として拡大ゾーンにあり、地域別にみると、中部の物流は回復、東部は低下、西部は拡大しつつあるということです。

 一方、10月の平均在庫指数は52.6%で、前の月に比べて2.4ポイント上昇しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News