【11月5日 AFP】米海軍は4日、南シナ海(South China Sea)で潜行中の原子力潜水艦が未知の海山に衝突した事故は防げたとして、艦長らを解任した。

 事故はシーウルフ(Seawolf)級攻撃型原子力潜水艦「コネティカット(USS Connecticut)」が10月2日に起こした。コネティカットは事故後、グアム(Guam)に到着するまでの1週間、浮上航行を余儀なくされた。

 海軍は事故原因の調査結果を受け、キャメロン・アルジラニ(Cameron Aljilani)艦長を解任。副艦長と最先任上級曹長も解任された。

 西太平洋を担当する米第7艦隊(US 7th Fleet)は声明で「適切な判断、航行計画に際しての慎重な意思決定と手順の順守、監視班の職務遂行、リスク管理があれば防げた事故だった」と述べた。

 コネティカットはグアムで損傷状況の点検を終えた後、ワシントン州ブレマートン(Bremerton)の基地に戻って修理される。(c)AFP