【11月5日 AFP】ナイジェリアの最大都市ラゴス(Lagos)で建設中の高層ビルが崩壊した事故で、地元当局は4日、死者が36人に増えたと明らかにした。

 1日に発生した事故では、高級住宅街イコイ(Ikoyi)で建設中だった21階建てのビルが崩壊。作業をしていた数十人が生き埋めとなったが、正確な人数は現在も分かっていない。崩壊の原因は不明。同国では、多くの人が老朽化した建物に住んでおり、建築基準が順守されないことも多く、崩壊事故が相次いでいる。

 ラゴス州緊急事態管理当局はAFPに対し、これまでに男性33人、女性3人の計36人の死亡が確認され、9人が生還したと説明。事故発生から3日がたつ中、現場ではショベルカー2台を使った捜索活動が続き、現場周辺では行方不明者の家族や友人が待機している。(c)AFP