除外危機のアイスホッケー男子中国代表 北京五輪出場へ
発信地:北京/中国
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【11月4日 AFP】国際アイスホッケー連盟(IIHF)は2日、「競技基準の欠如」を理由に来年開催される北京冬季五輪から除外される可能性があった中国男子チームが、大会に参加すると発表した。
中国は開催国枠で出場権を獲得したが、同組に入った北米アイスホッケーリーグ(NHL)の選手がそろう米国やカナダに完膚なきまでにたたきのめされることが心配されていた。
IIHFの新会長に就任したリュク・タルディフ(Luc Tardif)氏は9月、AFPに対し「チームが0-15で敗れる姿を目にするのは、中国にとってもアイスホッケー界にとっても、誰にとっても良くない」と見解を述べていた。
しかしスイス・チューリヒで開かれたIIHFの理事会後、タルディフ氏は会見を開き、「はっきり言って、IIHFは中国チームを五輪から除外しない」とし、「ホスト国の参加者として、男子代表チームの地位は理事会により承認され、今後も不変である」と発表した。
そしてIIHFは「チームの準備状況を評価するための共同作業」として、中国側と協力し2試合行う手はずを整えているという。五輪では他にドイツと戦う中国男子は、世界ランク32位となっている。
北京五輪は2022年2月4日に開幕する。(c)AFP