【11月4日 AFP】米軍制服組トップのマーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長は3日、台湾が中国による攻撃を受けた場合、米軍には要請に応じて台湾を防衛する能力が「確実に」あると明言した。

 同日、国内で開かれた国家安全保障に関するアスペン・セキュリティー・フォーラム(Aspen Security Forum)に出席したミリー議長は、米国は台湾防衛に関する立場として「戦略的曖昧さ」を保持していると述べ、中国が台湾の制圧を試みた場合に介入するかどうかは、大統領の判断になると説明。

 米軍は台湾を防衛できるのかとの質問を受けると、「われわれは、世界中であらゆることを行う能力を確実に有する。必要ならば、それ(台湾防衛)も含めてだ」と述べ、「われわれにはその能力が確実にある。疑問の余地はない」と強調した。

 その一方で、中国が今後2年以内に台湾に対して軍事行動を起こすとはみていないと述べた。(c)AFP