【11月3日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領が、国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に中国とロシアが対面で出席せず、リーダーシップを発揮していないと批判したことについて、両国は3日、相次いで反論した。

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 世界最大の温室効果ガス排出国である中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は、新型コロナウイルスの流行が始まって以来、外遊を控えており、英グラスゴーで開催中のCOP26にも欠席した。

 外務省の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は3日、バイデン氏の批判に「行動は言葉よりも雄弁だ」と応じた。

 その上で「気候変動対策で必要なのは具体的な行動であり、空虚な言葉ではない」と指摘し、「気候変動に対する中国の行動は本物だ」と述べた。

 ロシア大統領府も、バイデン氏の批判を一蹴した。

 バイデン氏の発言について記者から質問を受けたドミトリー・ぺスコフ(Dmitry Peskov)報道官は「われわれがグラスゴーの会議を軽んじているということは断じてない。ロシアの行動には一貫性と配慮、真剣さがある」と述べた。(c)AFP