【11月4日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)イリ・カザフ自治州タルバガタイ地区沙湾市(Shawan)は自治区内の重要な綿花生産地で、市全体の今年の栽培面積は176万ムー(約11万7千ヘクタール)以上となった。陸高林(Lu Gaolin)さんら地元の綿花農家にとって、綿花栽培が重要な収入源になっている。

 綿花栽培は春に種をまき、夏・秋にかんがい、除草、農薬散布などを行い、10月に収穫期を迎える。人手によって綿花を収穫していた頃、陸さん一家の栽培面積は多くても70~80ムー(約4・7~5・3ヘクタール)で、収穫作業だけで2カ月近くかかっていた。今年は機械化により、土地の使用権譲渡を受けて栽培面積を960ムー(64ヘクタール)まで拡大。さらに、機械による種まきや小型無人機による農薬散布、綿花収穫機による収穫など、新たな栽培方式によって、農作業の効率と品質が大幅に向上した。陸さんは「一家で千ムー(約66・7ヘクタール)近くの土地で栽培することは、これまで考えられなかった」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News