【11月6日 Xinhua News】中国江蘇省（Jiangsu）海安市（Haian）にある中国鉄路上海局集団の海安鉄道物流基地でこのほど、コンテナ40個分の輸出貨物を載せた列車がベトナムに向けて出発した。広西チワン族自治区（Guangxi Zhuang Autonomous Region）凭祥口岸（通関地）からベトナムに入国し最終目的地の首都ハノイに向かう。これにより、長江デルタ地域と東南アジア諸国をつなぐ国際貨物列車の定期運行が開始した。

　同基地の駱強（Luo Qiang）副総経理は「これまでは集荷の状況を見ながらその都度、運行を決めていたが、ダイヤへの組み入れで毎週金曜日に海安を出発するようになった。全行程は約2300キロ、出発から72時間で凭祥口岸に着き、通常5～7日間でハノイに到着する。所要時間は海運の約半分になった」と紹介した。積載する輸出品は、江蘇省南通市（Nantong）とその周辺部で生産された繊維製品や電気機械製品、ポリ塩化ビニール（PVC）フローリングなどが中心。国際貨物列車の定期運行により、長江デルタ地域と長江沿いにある輸出志向型企業に効率的で安定した物流ルートが切り開かれた。

　同列車は昨年5月に不定期運行を開始、これまでに21本868車両を運行している。(c)Xinhua News/AFPBB News