【11月3日 AFP】ラグビー元ニュージーランド代表のカール・ヘイマン(Carl Hayman)氏が3日、41歳で若年性認知症と診断されたことを公表した。他の元選手が統括団体を相手取って起こしている脳振とう訴訟に加わることも発表している。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)でテストマッチ45試合に出場しているヘイマン氏は、2007年に代表を引退した後、欧州で長くプレーした。

 記憶障害や錯乱状態、自殺願望を経験した後、医師の助言を仰いだというヘイマン氏は、母国のスポーツ系ウェブサイトで「頭がおかしくなると思いながら数年を過ごした。そう本気で思っていた時期があった」と明かし、さらに「持続性の頭痛が治まらず、自分には理解できないことがいろいろと続いていた」とも話した。

 検査の結果、若年性認知症があり、神経変性疾患である慢性外傷性脳症の可能性があると診断を受けたことで、ヘイマン氏は似た症状に苦しんでいる元イングランド代表のスティーブ・トンプソン(Steve Thompson)氏や元ウェールズ代表のアリックス・ポパム(Alix Popham)氏ら、元選手が統括団体に対して起こしている集団訴訟に加わることを決めている。

 元選手たちは、ワールドラグビー(World Rugby)などの統括団体が、脳振とうと軽度の頭部外傷のリスクが「知られ、予測されて」いたにもかかわらず、選手を守るための十分な策を講じなかったと主張している。(c)AFP