【11月5日 Xinhua News】中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)がこのほど発表した2021年1~9月期決算は、売上高が前年同期比38・3%増の1451億9200万元(1元=約18円)だった。純利益は28・4%減の24億4300万元に落ち込んだ。主力の自動車関連事業と携帯電話の部品・組み立て事業の拡大を背景に、売上原価が51・8%増の1263億5400万元に膨らんだことが響いたと説明している。

 新車販売台数が68・3%増の45万2744台と好調だった。うち新エネルギー車(NEV)が3・0倍の33万7579台を占めた。旗艦車種のセダン「漢」は6カ月連続で販売台数を伸ばし、9月は1万248台と再び1万台の大台に乗せた。独自のプラグインハイブリッド(PHV)システム「DM(デュアルモード)−i」を採用した車種がいずれも好調で、「DM」シリーズのモデルは前年同月比5・3倍の3万3716台に上った。

 海外展開にも引き続き力を入れ、9月にはノルウェー向けのスポーツ用多目的車(SUV)「唐」の出荷台数が千台に達した。年内に累計1500台を引き渡す予定となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News