【11月2日 CGTN Japanese】中国中部の湖北省(Hubei)にある世界最大の水力発電ダム「三峡ダム」の水位が10月31日、目標値の175メートルに達しました。

 175メートルという貯水量は三峡ダムにとって正常な水位で、各種の機能を全面的に発揮する上で重要な指標です。三峡ダムが175メートルの貯水目標を達成したのは12年連続のことで、全面的に竣工(しゅんこう)し、正常運行期に入った去年以来、初めてのことです。これは長江三峡プロジェクトの10年以上にわたる実験的な貯水・配水実績が認められ、プロジェクトの品質が175mの常態化した貯水・配水要件を満たしていることを意味します。

 今回の貯水目標の達成は今年冬から来年春にかけての水の供給、発電、水運などの確保につながるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News