【11月2日 AFP】女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2020-21)は1日、チェコ・プラハで決勝ラウンドが開幕し、前回大会の2019年フェドカップ(Fed Cup 2019)で優勝したフランスがいきなり初戦を落とした一方で、ベルギー、スペイン、チェコが先勝した。

 大会第1シードにつけるグループAのフランスは、第1試合に登場したフィオナ・フェロ(Fiona Ferro)が、世界ランク353位のフランソワーズ・アバンダ(Francoise Abanda)に6-4、4-6、4-6で敗れた。

 第2試合ではアリーゼ・コルネ(Alize Cornet)が6-4、7-6(7-5)でレベッカ・マリノ(Rebecca Marino)を下して1勝1敗のタイに持ち込んだものの、第3試合のダブルスでは、クララ・ビュレル(Clara Burel)/コルネ組が3-6、6-7(6-8)でガブリエラ・ドンブロフスキ(Gabriela Dabrowski)/マリノ組に屈した。

 この結果、1勝2敗でグループ初戦を落としたフランスは、生き残りを懸けて、3日の最終第2戦で強豪ロシアテニス連盟(RTF)を倒さなければならなくなった。

 ここ9大会で6回の優勝を誇るグループDの開催国チェコはドイツと対戦し、第1試合ではマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova)が6-1、6-3でアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic)に快勝した。

 今大会で世界ランク最上位につける選手同士の戦いとなった第2試合では、同9位のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が同3位のバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)に6-7(5-7)、6-0、6-4で逆転勝ち。

 第3試合のダブルスでは、チェコのルーシー・フラデカ(Lucie Hradecka)/カテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova)組が6-4、6-7(2-7)、10-8でドイツのアンナ・レナ・フリードサム(Anna-Lena Friedsam)/ユーレ・ニーマイヤー(Jule Niemeier)に勝利した。

 グループCのスペインは、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza)とパウラ・バドサ(Paula Badosa)を欠く中で、スロベニアを相手に第1試合を落としたものの、サラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo)が第2試合に続いて第3試合のダブルスもものにし、2勝1敗で勝利した。

 各グループがそれぞれ3チームで争われる中、グループBのベルギーはシングルスで連勝し、2勝1敗でベラルーシを下した。(c)AFP/Jan FLEMR