【11月1日 CGTN Japanese】第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)の開催まで1週間を切りました。今年の輸入博の自動車展示エリアでは「グリーン」が最大のキーワードになっています。

 自動車展示エリアの面積は3万平方メートルを予定しており、世界の企業50社以上が出展します。このエリアでは「グリーン・イノベーション・科学技術によるけん引」をテーマに、世界の自動車工業の最新の成果と未来のビジョンが総合的に展示されます。

 フランスのミシュランの水素エネルギーレーシングカーの試作車が9月27日、上海市での通関検査を終えました。今回の博覧会のために入国した展示品の第一号となりました。

 ミシュランと同じく「CO2排出ピークアウト」と「カーボンニュートラル」に照準を合わせたフランスの自動車部品メーカー・フォルジアは、スマートキャビンやゼロエミッションの燃料電池スタック技術など、グリーンでスマートなモビリティーを実現させる展示品を初出展します。

 また、テスラは上海の自社工場「ギガファクトリー」を展示会場内に「運び込む」ことを計画しています。テスラは展示品を工場の映像やパネルなどと結びつけることで、ギガファクトリーで行われている製造プロセスを全面的に紹介するとしています。

 このほか、自動車展示エリアには初めてイノベーション・インキュベーションエリアが設けられ、海外の中小・零細科学技術イノベーション企業15社が集中的に出展し、自動運転、デジタル化モビリティソリューション、新エネルギー、スマートコネクテッドなど自動車の重要分野に焦点を当てます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News