【11月1日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、バミューダ・チャンピオンシップ(Butterfield Bermuda Championship 2021)は31日、英領バミューダ(Bermuda)諸島・サウサンプトン(Southampton)にあるポートロイヤル・ゴルフコース(Port Royal Golf Course、パー71)で最終日が行われ、ルーカス・ハーバート(Lucas Herbert、オーストラリア)が通算15アンダーでツアー初優勝を果たした。

 選手が強風と大雨に苦しめられる時間が多かった最終日を25歳のハーバートは2アンダーでまとめ、3年前の第82回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)王者パトリック・リード(Patrick Reed、米国)とダニー・リー(Danny Lee、ニュージーランド)を1打差に抑えた。

 ハーバートは「非常に難しかった。イーブンパーでも良いスコアになるような日だった」とコメントした。

 14番で約9メートルのバーディーパットを沈めてリードを奪ったハーバートは、上がり4ホールをパーでしのぎ、ライバルを抑えた。

「難しい戦いをとにかく楽しんだ」と振り返ったハーバートは、「傘を差してその場に座るときもあったが、それも楽しかった」と続けた。

 昨年のドバイ・デザート・クラシック(Omega Dubai Desert Classic 2020)と今年のアイルランド・オープン(Irish Open 2021)で優勝し、欧州ツアーで通算2勝を挙げているハーバートは、最新の世界ランキングでトップ50入りを果たした。

 また、ハーバートと2打差でパトリック・ロジャース(Patrick Rodgers、米国)が4位となり、3日目を終えて首位に立ったテイラー・ペンドリス(Taylor Pendrith、カナダ)と最終日で9アンダーを記録したスコット・スターリングス(Scott Stallings、米国)が通算12アンダーで5位タイとなった。(c)AFP