【11月1日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するFWズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)は、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレーするキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)に対し、真のレジェンドになりたいのなら「血を味わう」必要があると助言した。

 2018年に行われたW杯ロシア大会(2018 World Cup)の優勝メンバーであるエムバペは、PSGでリオネル・メッシ(Lionel Messi)やネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)と共にプレーしている。

 しかし、40歳になっても現役を続けるイブラヒモビッチは、PSGで「快適な空間」にいると22歳のエムバペに忠告した。

 イブラヒモビッチは仏テレビ局TF1のスポーツ番組「Telefoot」で、「エムバペをとても気に入っているが、彼が今していることは十分じゃない。彼は居心地の良さを感じすぎているし、自らの『ゾーン』にいる」とコメントした。

 2012年から2016年までPSGでプレーしたイブラヒモビッチは「彼は火の上を歩かねばならない。そうすればもっと良くなる」と続けた。

「自分を傷つけることがどれだけ彼を強くさせられるのか想像してみてほしい。彼は血を味わわねばならない。まだ十分ではない、改善しなければならないと言ってくれる人の中に身を置けば、良くなる」

 リーグ優勝に向けて首位を独走しているPSGで、エムバペは今季ここまで5ゴールを挙げている。

 しかし、欧州選手権(UEFA Euro 2020)の決勝トーナメント1回戦では自らのPK失敗でフランスは敗退となり、自身の夢であったスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)移籍もチームによって却下されるなど、今年は苦しい夏を過ごすことになった。(c)AFP