【11月1日 AFP】男子テニス、サンクトペテルブルク・オープン(St. Petersburg Open 2021)は31日、シングルス決勝が行われ、全米オープン(US Open Tennis Championships)の優勝経験者であるマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が大会第5シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)を7-6(7-3)、4-6、6-4で下し、キャリア通算20勝目を挙げた。

 現役選手で20勝の節目に到達したのは103勝のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、88勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、85勝のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、46勝のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)、22勝のファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)に次いでチリッチが6人目となる。

 元世界ランキング3位ながら、現在は35位となっているチリッチがロシアの大会で優勝するのはこれが4回目で、2014年と2015年にはクレムリン・カップ(Kremlin Cup)で連覇を果たし、サンクトペテルブルク・オープンは2011年にも制していた。

 今年のクレムリン・カップでも決勝に進出したチリッチだが、地元のアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)に敗れ3度目の優勝はならなかった。(c)AFP