【10月31日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領は30日、ジョージア州アトランタ(Atlanta)で行われた大リーグ(MLB)のワールドシリーズ第4戦を観戦し、米先住民に差別的だとして物議を醸している「トマホークチョップ」という応援を行った。

「トマホークチョップ」はアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)の応援スタイルで、先住民側は文化や伝統に対する人種差別だとして強く非難している。

 トランプ氏はブレーブス対ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)の試合前、ホームのブレーブスファンと一緒に右腕でおのを振り下ろす動きをした。同席した妻のメラニア(Melania Trump)氏も一緒に行った。

 MLBでは今年、米先住民に対する差別が問題となっており、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)も長年にわたり抗議を受けてきたチーム名を取りやめ、来季からはクリーブランド・ガーディアンズ(Cleveland Guardians)に改称することを決めている。(c)AFP