ティアフォー決勝へ 好調シナーに逆転勝ち エルステ・バンクOP
発信地:ウィーン/オーストリア
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【10月31日 AFP】男子テニス、エルステ・バンク・オープン(Erste Bank Open 2021)は30日、シングルス準決勝が行われ、予選勝者のフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)が3-6、7-5、6-2で大会第7シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)に逆転勝ちし、決勝進出を果たした。
世界49位のティアフォーは、第1セットを落として第2セットも0-3となったが、最後の13ゲーム中11ゲームを奪って激戦を制した。
今季初の決勝進出を果たし、「長い一週間になっている」と語ったティアフォーは、「楽しみながら観客を巻き込んで、相手が少し神経質になるかみてみようと思った」と明かし、「観客を味方につけるやり方は分かっている。(観客に)冗談を言ったりしていたら、自分のプレーも信じられないくらい良くなった。きょうは観客が違いを生んだ。彼らのおかげで、いっそう試合に入り込めた」と付け加えた。
一方、シーズン最終戦のATPファイナルズ(ATP Finals 2021)出場を目指すシナーは、前週のヨーロピアン・オープン(European Open 2021)で優勝するなど好調でこの試合に臨んでいた。
ティアフォーは決勝で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と対戦する。ズベレフは同日、18歳のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)に6-3、6-3でストレート勝ちした。(c)AFP