【10月31日 AFP】21-22イタリア・セリエAは30日、第11節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はジョバンニ・シメオネ(Giovanni Simeone)に2得点を許してエラス・ベローナ(Hellas Verona)に1-2で敗れ、リーグ戦2連敗を喫した。

 スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を率いるディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督を父に持つアルゼンチン人FWは、11分に先制点をマークすると、その直後には約20メートルの距離から放ったシュートが美しい弧を描いてゴールに吸い込まれた。

 シメオネは24日のラツィオ(SS Lazio)戦で4得点を挙げており、先発したこの2試合で6得点を記録している。

 前半終了間際にパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)のシュートがバーに阻まれたユベントスは、けがでフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)を欠く中、終了10分前にウェストン・マケニー(Weston McKennie)が2試合連続となるゴールを決めて1点差に迫ったが、終了間際のディバラのシュートは相手GKロレンツォ・モンティポ(Lorenzo Montipo)の好セーブに防がれた。

 最悪のシーズンスタートから4連勝で立ち直ったかに見えたユベントスだったが、ここ3試合では1ポイントしか獲得できておらず、ナポリ(SSC Napoli)とACミラン(AC Milan)の首位勢と13ポイント差の9位となっている。

 ユベントスを指揮するマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に、「何が言えるだろうか? 今は言葉は無意味だ。ひどい状況にある。現状は中位のチームだという現実を受け入れなければならない」と話した。

「自分たち自身でこの状況から抜け出す。自分たちで自分たちを哀れんでも意味はない。それは何の助けにもならない」 (c)AFP