【10月30日 AFP】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(18)は29日、英北部グラスゴーで31日に開幕する国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を前に、ロンドンの金融街で小規模な抗議活動に参加し、化石燃料業界への融資をやめるよう訴えた。

 トゥンベリさんは、数十人の若者と共に英金融大手スタンダードチャータード(Standard Chartered)銀行本店前で抗議活動を行い、化石燃料採掘など環境汚染につながる活動への資金提供をやめるよう銀行に求めた。

 トゥンベリさんは短時間抗議活動に加わった後、演説はせずに立ち去った。

 その後間もなく「破壊への資金提供をやめるよう銀行に求めている」とツイッター(Twitter)に投稿。「銀行はいまだに化石燃料に多額の資金を投入しており、地球を危うくし、大勢の命を危険にさらしている」と主張した。

 主催者によると、グラスゴーで31日から12日間にわたって開催されるCOP26に向けて、世界26か国で同様のデモが行われている。トゥンベリさんは、11月5日に現地で行われる「気候正義」のためのデモ行進に参加する予定。(c)AFP