【10月29日 AFP】米サウスカロライナ州チャールストン(Charleston)の教会で2015年、白人至上主義者の男が黒人の信者9人を殺害した銃乱射事件で、米司法省は28日、被害者やその遺族に計8800万ドル(約100億円)を支払うことで和解したと発表した。

 被害者側は、殺人罪などで死刑を言い渡されたディラン・ルーフ(Dylann Roof)死刑囚(27)が連邦法で銃器の所持を禁止されていたにもかかわらず、正規の銃器店から銃を購入できたのは連邦捜査局(FBI)の過失によるものだったとして、訴訟を起こしていた。

 司法省は、犠牲者9人の遺族と生存者5人と和解。遺族にはそれぞれ600万~750万ドル(約6億8000万~8億5000万円)を、生存者にはそれぞれ500万ドル(約5億7000万円)を支払うとした。(c)AFP