【10月30日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)ヒンガン盟にあるホルチン国家級自然保護区の湿地では、気温の低下とともに多くの渡り鳥が飛来するようになり、現在約1万羽が滞在している。

 同自然保護区管理局によると、今年は例年と異なり、ソデグロヅル、コウノトリ、マナヅルなど国家1級保護鳥類も姿を見せているという。

 管理局は9月中旬以降、保護区の中心エリア、重要湿地および周辺の渡り鳥飛来地、繁殖地、休息地で水鳥の観察を行い、これまでに30種約1万羽を確認した。うち国家1級保護鳥類は4種で、ソデグロヅル35羽、コウノトリ42羽、タンチョウヅル5羽、マナヅル14羽。ソデグロヅルとコウノトリの数は全世界の1%を占めた。国家2級保護鳥類はクロヅル、ヘラサギ、コハクチョウ、サカツラガンなどだった。

 ツル類は生息環境に対する要求が高く、湿地環境の優劣を測るバロメーターとなっている。同自然保護区では生息数が年々増加しており、環境が著しく改善したことを示している。(c)Xinhua News/AFPBB News