【10月30日 Xinhua News】世界的金融サービス大手、ウイリス・タワーズワトソン傘下のシンキング・アヘッド・インスティテュート(TAI)がこのほど、2021年度世界資産運用規模上位500社のランキングを発表した。米ブラックロック、バンガード・グループ、フィデリティ・インベストメンツ、ステート・ストリート、独アリアンツが上位5社となった。今年は中国本土企業31社がランク入りし、易方達基金管理が77位で最上位となった。

 ランキングによると、20年末時点で、世界資産運用規模上位20社のうち米国勢が14社を占めた。ブラックロックは09年から12年連続で首位を維持し、運用資産残高が8兆6800億ドル(1ドル=約114円)だった。2位のバンガード・グループが7兆1500億ドル、3位のフィデリティ・インベストメンツが3兆6100億ドル、昨年の3位から4位に下がったステート・ストリートが3兆4700億ドル、アリアンツが2兆9300億ドルだった。上位500社の運用資産残高は19年より14・5%増え、119兆5千億ドルだった。

 中国本土企業31社のうち、易方達基金管理は昨年の100位から23位上昇した。運用資産残高は20年末時点で3200億4600万ドルだった。中国農業銀行は2598億4400万ドルで84位、華夏基金管理は2439億7300万ドルで94位だった。

 市場動向でみると、過去5年間、世界資産運用規模上位500社にランク入りした中国本土企業の運用資産残高は21・1%増(ドル建て)で、増加幅は世界の市場別でトップとなった。(c)Xinhua News/AFPBB News