【10月30日 Xinhua News】中国ネット通販大手、京東集団(JDドットコム)の物流子会社、京東物流(JDロジスティクス)の余睿(Yu Rui)最高経営責任者(CEO)はこのほど、同社主催の2021グローバル・スマート・ロジスティクス・サミットで、第5世代スマート宅配車をまもなく発表する考えを示し、今後2、3年以内にスマート宅配車数千台を持続的に開発、投入をすると述べた。

 余氏によると、京東物流は昨年以降、全国25都市でスマート宅配車を導入し、200万件の宅配を完了している。同社は2016年にいち早くロボットによる宅配サービスを開始し、17年には世界で初めて運転営業した。18年には自動運転レベル4(限定条件で運転の完全自動化)技術の枠組みを再構築し、スマート宅配車を4・0版にアップグレード。19年末には安全員なしの輸送を実現し、20年の新型コロナウイルス感染拡大後は一般道での通常運転営業を開始している。

 同社はここ数年、閉鎖されたコミュニティー内や開放道路での大規模運転営業を徐々に実現している。物流業界は今後、自動運転技術が初めて幅広い商用化を実現する分野となるかもしれない。(c)Xinhua News/AFPBB News