【10月28日 CGTN Japanese】北京冬季五輪・パラ大会の公式服装が27日、正式に公開されました。これらの公式服装はスタッフ、技術官、ボランティアの専属的身分を示すもので、競技場で五輪精神を広め、中国の伝統文化、科学技術レベルを示す輝かしいシンボルとなります。

 北京冬季五輪・パラの公式服装の外観デザインは、冬季五輪・パラの中心的な図形である雪山図から着想を得ており、京張(北京―張家口)地区の山や長城の形、そして「千里江山図巻(中国語題:千里江山図、中国の十大名画の一つである)」の青緑の山水を融合したデザインとなっています。冬季五輪・パラのコア図形と中国の水墨画の趣を巧みに融合させ、外観には中国の優れた伝統文化の趣と美しさが満ちあふれています。

 色彩の選択について、落ち着いた墨色と躍動的な霞(かすみ)の赤色はスタッフの実行力と情熱を示し、中性的な「長城グレー」は技術官の客観性・公正を示し、明るい晴天をイメージした青色はボランティアの青春の活力を示し、純潔な雪の白色は調和色として「瑞雪は豊年の兆し」を象徴しています。夕焼けの赤、万里の長城のグレー、晴天の青、瑞雪の白というこのような冬季五輪・パラのカラーシステムの中の主な色は、冬季五輪・パラの広大なシーンと空間の雰囲気およびウインタースポーツのリズム感とメロディーを描き出しています。

 機能設計では、競技時の北京、延慶、張家口の特定の気候条件および異なるシーン、異なる職場の仕事の需要に合わせ、温度変化とシーン転換下での自由な着こなしを実現させています。

 なお、この公式服装は、その深い文化的要素と科学技術力によって600以上のデザイン作品の中から選ばれたもので、最終的に国際オリンピック委員会(IOC)と一般市民から認められ、北京冬季五輪・パラのシンボルになるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News