【10月28日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するMFアンデル・エレーラ(Ander Herrera)が、売春が行われることで知られる仏パリの広大な公園「ブローニュの森(Bois de Boulogne)」を車で通りかかった際、財布を盗まれていたと、複数のメディアが27日に報じた。

 仏週刊誌ルポワン(Le Point)は、PSGに所属する選手が午後8時頃、現場のそばにある道路から「車から財布を盗まれた」と警察に通報したと伝えていた。この選手がエレーラだったことは後の報道で判明した。

 エレーラの親しい関係者の一人は、AFPに「暴力はなかった」と明かした。

 この関係者によれば、エレーラは本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)の近くで開催されたクラブ関連の式典から帰宅する途中だったという。

「信号で何者かが車に入り込んできて、彼の財布と電話を盗んだ」

「アンデル・エレーラは『200ユーロ(約2万6000円)を渡すから財布と電話を返してくれ』と伝えると、少し離れた場所でその人物を降ろし、警察に通報した」

 エレーラが今回の件を隠蔽(いんぺい)するのではなく通報したという事実は、エレーラがいかがわしい理由でそこにいたという考えを否定するものになっている。(c)AFP