シャオミ、自動運転用AIチップの黒芝麻智能科技に出資
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【10月28日 Xinhua News】人工知能(AI)チップの製造を手掛ける中国の黒芝麻智能科技(ブラックセサミ・テクノロジーズ)はこのほど、戦略的ラウンドとシリーズCで数億ドル(1ドル=約114円)の資金を調達したと発表した。シリーズCではスマートフォン大手、小米集団(シャオミ、Xiaomi)傘下の湖北小米長江産業投資基金管理がリードインベスターを務めた。シャオミは車造りに関連する人材の採用や特許出願、戦略的投資などを進めている。
黒芝麻智能科技は2016年の設立で、自動運転車用コンピューターチップやコンピューティングプラットフォームなどの技術開発を手掛ける。設立から一貫してAI、自動車用チップ、自動運転の三大分野で事業を展開し、「華山」シリーズの自動運転車向け高性能コンピューターチップを2世代、4製品発表している。
中国では今年に入ってから、インターネット検索大手の百度(バイドゥ、Baidu)やシャオミなどのテクノロジー企業が相次いで自動車分野に進出。調査会社IHSマークイットはリポートで、25年までにスマートカーの市場浸透率が世界で60%、中国では75%に上ると予測している。(c)Xinhua News/AFPBB News