【10月28日 AFP】2017年に接近禁止命令に違反して実刑判決を受けていたドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の仏代表DFリュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)は27日、異議申し立てが認められたため収監を免れた。

 スペイン・マドリードの裁判所は、「異議申し立てを支持すべきと判断する。よって収監命令は停止となる」と発表した。

 執行猶予は4年で、エルナンデスが期間中に新たな罪を犯さないこと、合計9万6000ユーロ(約1270万円)の罰金を支払うことが条件となる。

 バイエルンは裁判所の決定を歓迎した。オリバー・カーン(Oliver Kahn)社長は公共放送ARDで、「まさにこの結果が得られるであろうと想定していた。実際にその通りになりクラブの全員が喜んでいる」と話した。

 エルナンデスはスペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に所属していた4年前、当時パートナーだった現在の妻との間でドメスティックバイオレンス(DV)があり裁判所から接触禁止命令を言い渡されたが、それに違反したとして同年に同国で逮捕されていた。(c)AFP/Daniel SILVA