【10月28日 AFP】南米サッカー連盟(CONMEBOL)は27日、国際サッカー連盟(FIFA)のW杯(World Cup)隔年開催案を拒絶した。

 パラグアイ・ルケ(Luque)での会議後にCONMEBOLは、「FIFAが推し進める変更には理由やメリット、正当性がない」と表明し、「CONMEBOL加盟10か国は、2年おきの開催になった場合、W杯に参加しないことを確認した」と明かした。

 FIFAは12月にグローバルサミットを開催する予定となっており、ジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は男子W杯の隔年開催案に合意が得られることを期待している。

 しかし各国リーグや選手、サポーターグループの間では反対が広がっているため、W杯の隔年開催が実現する可能性は極めて低くなっている。

 W杯開催間隔の短縮案についてCONMEBOLは、「約100年の世界サッカーの伝統に背を向け、地球で最も重要なスポーツイベントの一つの歴史を無視するもの」だと強く非難した。(c)AFP