【10月27日 CGTN Japanese】北京市は、冬季オリンピック開催中、5Gやコネクテッドカーなどのスマート技術により、アスリートや観客により良い通信サービスを提供していきます。

 北京冬季オリンピックのスマート設備建設を担当する専門家によりますと、2022年北京冬季オリンピックに通信サービスを提供するオフィシャルパートナー「中国聯通(チャイナ・ユニコム)」は、4G/5Gモバイルネットワーク、インターネット接続、Wi-Fi、デジタル専用回線、固定電話を含む全方位の通信サービスを用意し、世界各地からのアスリートとスタッフたちに便利で使いやすい高速通信ネットワークを確保します。

 今回のオリンピックの競技場は北京市内各地と河北省張家口市に散在していますが、異なった場所にある会場、競技施設、道路はすべて5G通信でカバーされます。中でも、競技場以外の関連施設では年内に設備の据え付け工事がすべて完了する予定です。 

 また、北京冬季オリンピック組織委員会の所在地で、競技場もある首鋼工業パーク(北京市内)では、コネクテッドカーシステムが園内の100万平方メートルのエリアをカバーしています。これにより、レベル4の自動運転システムがオリンピックに初めて応用されることが見込まれており、園内において10センチメートル範囲内の連続的な高精度測位が可能となります。

 さらに、大会開催中は、組織委員会が1万台以上の通信端末を使い、けがをしたアスリートを速やかに手当てする5Gスマート医療など、全体的にスマートな指揮と調整を実現するということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News