【10月27日 CGTN Japanese】中国国務院新聞弁公室は26日、中国が感染症対策で行った国際援助や世界各国との開発協力に関する記者会見を開きました。

 中国国家国際発展合作署の羅照輝(Luo Zhaohui)署長によりますと、去年、中国は150の国、13の国際機関に防護服、マスク、人工呼吸装置などの感染症対策物資を供与しました。これに続いて、今年に入ってから、106の国と4つの国際機関に15億回分あまりの新型コロナウイルスワクチンを提供し、世界のコロナとの闘いに重要な役割を果たしました。中でも4月末には、南アジア、東南アジア諸国でのデルタ変異株による感染の再拡大を受けて、ネパール、アフガニスタン、ラオス、カンボジア、ミャンマー、スリランカなど周辺国を対象にした「緊急支援計画」を打ち出し、複数回の対策物資、8000万回分のワクチンを提供しました。このほか、10回にわたり専門家チームを現地に派遣し、医療関係者を対象に1000回余りのオンライン交流会を催し、良い効果を得たということです。

 なお、現在までに、中国は160あまりの国にさまざまな支援を提供し、発展途上国の延べ40万人を対象に、専門分野の教育を実施してきたということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News